
アート(芸術)は、平和のシンボル! 今年も「昭和区平和美術展」を開催します

- 日程:2025年5月13日(火)~18日(日)
- 会場:名古屋市民ギャラリー栄
みなさん、平和な世の中だからアート(芸術)を楽しめるよね。
この美術展の楽しみ方は、「心にかなう作品を創造する楽しみ」「作品を出展する楽しみ」「素敵な作品を鑑賞する楽しみ」そして「交流する楽しみ」です。
出展参加は、幼児から高齢者の方まで年齢制限なし。どなたでも参加できます。
今年で16回目の平和美術展です。
毎回心が温まる作品が展示され、たくさんの方が、この美術展を心待ちにされています。さあ、この美術展に参加しましょう!
ご案内のチラシ、作品申込書などを同封しています。ご覧いただければ幸いです。
第16回昭和区平和美術展 実行委員会




改憲NO! 私も戦争の被害者です!!
御器所の交差点で信号待ちの女性に改憲NO!の署名をお願いした時に、戦時中のお話を聞くことが出来ました。4歳の頃、縁故疎開で静岡の親戚に預けられたそうです。親戚同士とは言え、疎開する人を受け入れる側とお願いする立場の間では大きな溝があり、随分辛い思いをされたそうです。「戦争で命を奪われた人やその家族だけが被害者ではない、私も戦争の被害者です」その女性がきっぱりと口にした一言が胸にささりました。



祝・被団協 ノーベル平和賞受賞!!
被爆者の私が、あの日から80年間生きてこられたのは 憲法第9条によって、日本では戦争がなかったからです
<インタビュー> 愛知県原水爆被災者の会(愛友会)理事長 金本 弘さん
(聞き手)事務局:馬渕 博光、藤原 葉子 2025年1月31日 愛友会事務所にて

その時、私は・・・
1945年8月6日午前8時頃、生後9ヶ月の私は、姉におんぶされて、広島市の国鉄「己斐(こい)駅:現在JR西広島駅」構内の切符売り場にいました。午前8時15分、強烈な閃光、凄まじい爆発音そして猛烈な爆風が駅舎を襲いました。一瞬にして駅舎は倒壊し、姉と一緒に下敷きになりました。この駅は、爆心地から直線距離で2.5kmの所にありました。その瞬間、姉は熱線を受けましたが、私をかばってうずくまり、姉と共に奇跡的に助かりました。この話は10年前に初めて姉から聞きました。姉は、一昨年93歳で亡くなりました。
それから、今まで・・・
大学を卒業後、名古屋の私立高校音楽教師となりました。定年後、お誘いをうけて、「愛知原水爆被災者の会(愛友会)」(日本原水爆被害者団体協議会⦅日本被団協⦆の愛知県団体)の理事長として活動しています。
ノーベル平和賞受賞・・・
2024年、日本被団協がノーベル平和賞受賞の栄誉となりました。この一報を昨年10月11日に、東京から名古屋に向かう新幹線の中で電話で聞きましたが、ニュースを確認できず、隣の見ず知らない男性にスマホで確認してもらいました。男性は被爆者のことも、被団協のことも、ノーベル平和賞のことも知らない方でしたが、スマホを見て本当だとびっくりされました。その男性から「ノーベル賞を受賞された方にお会いできて嬉しいです。今日は、私の記念日になりました」と感謝されました。もっと多くの人に被団協のことを知らせていかなければと思いました。

そして、12月10日
ノルウエーのオスロでの授賞式に同行しました。この授賞式が行われた夜、オスロの街では、市民がトーチをもってお祝いしました。幼い子どもたちが「ヒバクシャ」と言っているのを聞きました。(金本さんはインタビューの中で、九条の会たより1・2月号平和のともしびウォークの写真を見ながら、市民のパレードがこの「ともしびウォーク」とそっくりですと感激されました)
そして、これから・・・
日本に帰国して、こんなに大きく報道され嬉しく思いました。しかし、日本は国連が採択した「核兵器禁止条約」に参加せず、オブザーバーにもならない現実を「必ず変えさせ」そして「核兵器をなくす」ことを、原爆の日から80年目を迎える今年、多くの人々に、特に若い世代の皆さんに伝えるのは私の責任だと思います。
私からみなさんへ
「被爆者の私が、あの日から80年間生きてこられたのは、憲法第9条によって、日本では戦争がなかったからです。日本も外国も核兵器を持つことは、それを使うということです。被爆者の話を聞いて核兵器の恐ろしさを知ってほしい!!そして行動してほしい!! 核兵器は必ずなくなります」
<金本 弘さんプロフィール>
- 1944年11月広島市生まれ11人兄弟姉妹
- 生後9ヶ月で原爆被災者になる。戦死した兄と中国に行っていた兄姉以外13人家族中10人が被曝。
- 大学卒業後 名古屋の私立高校の音楽教師となる。
- 定年退職後 愛知県原水爆被災者の会(愛友会)理事長 現在に至る

平和がいいな昭和区の会主催 昭和区九条の会共催
「戦雲(いくさふむ)」上映会 参加者の声
島をあげてのお祭り、青い沖縄の海。
にぎやかで美しい沖縄の風景にあたたかい気持ちが膨らんでいく。そこへ時折差し込まれる<基地>の映像−。
その時感じる針のような異和感が同時に、本当に「守りたいもの・大切なもの」は何かを静かに浮かび上らせてくるようだった。
私たちと地続きの日常がなし崩しにされていく。
示された現実は、三上監督の−今という歴史を背負う当事者になって欲しい−という言葉となって胸の深いところにまでおりてくる。
(会員 S.T.)
沖縄スパイ戦史に続き、母と姉と3人で観させていただきました。
誰の命も奪われたくないと、おばあが自衛隊員に向かって訴える場面、泣きながらもお母さんと一緒に座り込みを続ける少女の姿が印象的で、命の重みを知る沖縄の人々の思いと強さを感じました。
沖縄や奄美大島の人々の思いを踏みにじり、巻き込み、日本全国でいつでも戦争ができるように着々と準備を進めている国のやり方に憤りを感じます。
映画を観て知り得たことを身近な人に伝えていかなければと思いました。
(会員 A.M.)
新会員さんからメッセージ
平和への思い
物心ついた頃には、父、母が夜寝る前に「猫は生きている」や「ガラスのうさぎ」を枕元で読み聞かせしてくれたり「舞鶴港行くで!トマホークが来るんや!止めるんや!」と一緒に人間の鎖になり、トマホークが港に入ってくるのを見て、核兵器の怖さをわが身の事と感じ夜泣きが酷くなったり、小学生の時には広島の元安川の埋め立て前に原爆瓦や遺骨を回収をしに行くという経験をしてきました。子どもの頃に平和とはという事を考える機会が常にある事は良かったと思い、父や母に感謝してます。
今保育士として、幼児クラスの子どもたちに分かりやすく平和や命について話をしてきました。泣いたり、怖がったりもしますが、そんな社会にしない為に私たち大人が頑張って運動してるからね…と伝えてます。早すぎる事は無いと思ってます。子どもなりにちゃんと受け止め考える力があるんですね。子どもたちの未来を守りたいです。
(会員 N.O. 保育士)
今、おすすめの映画
『ひらがなのはんかくたんぺんえいがさい』
- 3月20日(木・祝) 12:30開場
- 市民活動推進センター(栄ナディアパーク集会室)

人形アニメーション、アニメーション、そして ドキュメンタリー・・・ 原爆の歴史を語り継ぎ、核兵器の廃絶を願う人々の想いは、様々な映画作品を生み出してきました。強い願いとたゆまぬ運動が創り出した3本の短編映画は、平易で、多様な表現で、そして鮮烈です。ぜひこの機会にご覧ください。
『おこりじぞう』
1945年8月6日、「笑い地蔵」のにこやかな笑顔は、怒りの顔に・・・
『つるにのって』
広島の原爆資料館を訪れたとも子。原爆の像の前に立っていると、像の少女が動きだす。二人は50年前の原爆を追体験していきます。
『にんげんをかえせ』
米軍が撮影した原爆投下直後の広島と長崎の映像を収集・公開することを目的とした市民運動「10フィート運動」によって制作されました。
(会員 U)
今、読んでほしい平和を考える絵本
『くらげのパポちゃん』
かこさとし・文、中島加名・絵(講談社)

だるまちゃんの絵本シリーズ等で子どもたちを楽しませてくれた加古里子さん。戦争を二度と起こさせてはならないという思いをエッセイなどで伝えてきてくれました。しかし作品としては「戦争の本を作りたいがなかなかできない」と晩年まで悩んでいたようです。
そんな加古さんの思いが詰まった原稿が発見されました(執筆は1955年頃)。戦争で父を失った少年の成長を海に沈んだままの父親に伝えようと奮闘するクラゲのパポちゃんのお話です。このような思いを受けて孫の中島加名さんが1冊の絵童話として世に送り出してくれました。
(K.T. 静岡福祉大学)
私たちのまちにも戦争があった(第2回)
=子どもたちにも聴いて欲しいお話しです=
「平和を語る会」(仮称)のご案内
村雲で生まれ育った89歳のKさん(当時3~4年生)が体験された戦争中の生活をリアルに語られます。また、Sさんには昭和19年3月25日未明、アメリカ軍の戦闘機B29が村雲学区の民家に墜落し、そこで何が起こったのかをお話しいただきます。
- 日時:3月16日(日) 午後2時から3時30分
- 会場:村雲会館 (昭和区村雲町15-7)
- 【連絡先】三品小夜子(090ー3582ー9557)
- 主催「村雲学区九条の会(準備会)、ごきそ9LOVE」
第19回昭和区平和のつどい 今年もやります!
どんな「平和のつどい」にしたいか、話し合いませんか!
- 実行委員、大募集中!!
- 実行委員会 3月3日(月)18:30~
- 支え合うぴーぷるセミナールーム(鶴舞法律事務所隣)
九条の会 スーパー前まち宣伝&署名
- 3月 9日(日) 御器所交差点 12:00〜12:30
- 3月 16日(日) 桜山交差点 12:00〜12:30
- 3月 21日(金) 興正寺マルシェ 10:30〜11:00
- 3月 29日(土) 八事イオン前 10:30〜11:00
- 4月 9日(水) いりなかバロー前 10:30〜11:00
- 4月 16日(水) 桜山交差点 12:00〜12:30
- 4月 21日(月) 興正寺マルシェ 10:30〜11:00
- 4月 29日(祝) スーパーヤマナカ前 10:30〜11:00
御器所交差点スタンディング宣伝
ご一緒に「へいわのうた」を歌いましょう♪
3月19日(水)、4月19日(土)12:00〜12:30
「何でも語ろう会」
- 3/1(土)・3/15(土)・4/5(土)・4/19(土)
- 会 場:昭和区長池町3-27 深田荘101号室
- 連絡先:「天元」鈴木さん(090-9170-5569)P有
- 参加費:1回300円/人
- 時 間:毎月第1・3土 午前10時〜11時45分
昭和区九条の会世話人会
- 3月20日(木・祝),4月17日(木)19時〜
- 高齢者就業支援センター4階
- ※会員の方は、どなたでも参加できます!
【編集後記】
タレントによる性加害疑惑とテレビ局の問題がメディアを賑わしました。実際、大企業で信じられないような女性の人権を軽視するやり方がまかり通っていることは驚きで、大問題です。でも・・・連日この問題一色の報道を目や耳にしていると、実は他にも重要な問題が知らされないうちに進んでいるのでは?と心配になります。偏らずいろいろな手段で情報を得ないと、と思うこの頃です。(O)