九条の会たより220号 (2025年1月・2月号)

改憲NO!署名の取り組み

改憲NO!の署名活動を続けています。

被団協の活動に励まされます。

私たちもあきらめません!!


成人おめでとうございます


新成人から平和へのメッセージ


平和はいつも近くに当たり前にあるものだと感じます。その平和を維持するためには社会へ、世界へ興味を持ち知ることが大切な一歩だと私は思います。

(W 19歳 学生)


私は原爆や核兵器について学びたくて愛知から広島の大学へと進学した。大学の授業や平和公園のガイドボランティア、広島代表として沖縄での研究事業に参加し、基地の現状を学んだり、原爆被害について発表したりと幅広い学びが出来ている。そして、平和の大切さは若者だからこそ伝えられるものもあると思っている。だから私はこれからも新しいことをたくさん学んで吸収し、それを行動に移して平和活動と関わり続けていきたい。

(K.K. 19歳 広島市立大学 1年 )


若者から新成人へのメッセージ

ご成人おめでとうございます。私は子ども食堂で働いている職員です。

今年は「平和」に関する様々な行事に企画会議から参加し、たくさん平和について学びました。その中で私が1番大切だと思った事は「自分から声をあげること」です。様々な行事を通して自分自身の意見や想いを言葉で伝えることによって平和への想いが繋がっていくと思います。

皆様の想いや言葉が少しでも平和への一歩となりますように。

(K.S. 23歳)


ご成人おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。私はAJU自立の家という団体で働く社会福祉士です。障害当事者の地域生活移行・継続を支援しています。私にとって「平和」とは「お互いの違いを尊重し合い助け合いながら暮らすこと」です。この社会には、障害を理由に差別されたり、排除されたり、諦めてしまう方がいます。この現実を知ってください。そして「平和な社会」を実現するために、共に歩んでいただければ幸いです。皆様のご活躍を祈念しております。

(N.K. 25歳)


新会員さんからのメッセージ

「戦争だけは、絶対反対!!」

これは、平和憲法、とりわけ 九条が、思想・信条は違っても、多くの日本人の心の底に 共通の思いとしてあると思います。

今回、被団協の皆さんの活動が、ノーベル平和賞を受賞された事が、人々の平和への思いの広がりと、改憲の動きへの 歯止めにつながるといいですね。

全てを壊す 戦争は、絶対反対です❢❢  

(鶴舞学区 S)


2025年を平和な年に!

ノーベル平和賞授賞演説で核廃絶を訴える日本原
水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員田中熙巳(たなか・てるみ)氏

会員のみなさん、昭和区九条の会創立20周年の2025年の幕が開きました。昨年は、「日本原水爆被害者団体協議会」(日本被団協)にノーベル平和賞が授与されました。日本被団協代表理事の金本弘さんは、名古屋在住で7年ほど前に昭和区九条の会「平和美術展」で講演をしていただき、受賞式にも参列されました。当会としても長年のご苦労に敬意を表すると共に核兵器廃絶に更なるご活躍をお祈りします。

ところが、日本政府及び与党は、国連決議の核兵器禁止条約に参加せず、日本の安全保障環境が厳しくなったとの理由で一昨年から5年間で43兆円の軍事費を投入する閣議決定をし、この軍事拡大費用として2026年に「防衛特別法人税」、2027年に「防衛特別所得税」を推し進めようとしています。そして、憲法9条に自衛隊を明記し、緊急事態対応する公約を掲げています。これは、日本が抑止力を理由にして戦争ができる国の準備をしていると思います。

2024年10月の衆議院選挙で、自公政権は過半数に達しませんでした。また、自民、公明はじめ改憲勢力の議席は、憲法改定に必要な3分の2の議席に衆議院は達していないため、改憲発議は、現在できません。引き続き、国会の憲法調査会の動向を注視すべきです。皆さん、次のことばを心に刻み憲法9条を守っていきましょう。

「色鮮やかな日常を守り、平和をつくっていくのは私たちです。」

(2024年広島平和記念式典にて朗読:小学6年生)

昭和区九条の会事務局長 馬渕 博光


ノーベル平和賞受賞を心から歓迎し、被爆80年へ向け九条の会の運動をさらに大きく広げましょう!

今年10月11日の被団協へのノーベル平和賞は被爆者の皆さんの原水爆禁止の願いに応える画期的な受賞です。

1956年の日本被団協結成(第2回原水禁世界大会)以来、原爆が被爆者の身体や心に大きな影響を与えた被害を明らかにし、「核戦争起こすな! 核兵器をなくせ!」の要求で運動を地道に続けて来た成果だと思います。(広島の被爆2世の義妹と夫である弟も共にこの運動の一端を支えてきました。)

これまで被爆体験を語る「木の葉のように焼かれて」(今年で58集)の冊子発行や核兵器廃絶国際署名をはじめ国連での原爆展の開催など様々な活動が展開されてきました。

こうした活動や訴えが2017年国連での「核兵器禁止条約」の採択につながったと思います。(改めて“原爆許すまじ”の歌を思い浮かべました。)

私たち九条の会もこれらの運動に勇気をもらいその歩みを学ぶと共に、核兵器も戦争もない平和な世界を!を合言葉に、私たちの活動の柱とも言える憲法9条を日本全国と世界に広げる努力をさらにさらに積み重ねていこうではありませんか。  

(吹上学区 T.F.)


2024愛知県民のつどいに参加して

小春日和の午後、名古屋市公会堂で長野たかし・森川あやこ&横田昭の演奏と「日本を戦争する国にはしない」と題する前川喜平さんの講演があり、参加した。

政府に戦争の脅威を煽られる人たちに「『ウクライナは明日の日本』『台湾有事は日本有事』ではない。小日本主義を堅持すれば日本で戦争は起きない。」という前川さんの話をしっかり咀嚼して周りの人たちにも伝えたいなと思いました。  

(吹上学区 Y.F.)


去年亡くなったレジェンドな絵本作家

 去年の後半は、多くのステキな絵本を創り出してきた作家が、次々とこの世を去りました。今回はその作家たちの大好きな絵本を紹介します。


せなけいこ(10/23死去)

  おふろにいれて(ポプラ社)

ぼくの入っているお風呂の窓に動物の影が!誰かな?最後はつるつる頭の影が⁉これは動物ではないよ。キャー!


谷川俊太郎11/13死去)

 『あな』(和田誠 絵、福音館書店)

まず和田誠さんの絵が良かった。しかも縦開きで見開き下半分が穴の中という凝り様。自分で掘った穴の中に入ってどんな感じ?うん、わかるわかる!


中川李枝子(10/14死去)

『ぐりとぐらの一ねんかん』(やまわきゆりこ絵、福音館書店)

「10がつ 本は こどものたからもの おもしろくて たのしくて わくわくする はらはらする もういっぺん もういっぺん なんべんよんでも たいくつしない おまけに とてもかしこくなる」この文章が良かった。

K.T.(静岡福祉大学常任講師)


 今、おすすめの映画

『2040・地球再生のビジョン』          

2019年・オーストラリア/92分/ドキュメンタリー/1月11日より順次公開、シネマスコーレ(未定) 

4歳の娘を持つ監督の、愛娘が大人になった2040年の世界を希望あるものにしたいという想いから生まれた作品です。悪化する地球環境を懸念する中で、現実的な解決策の実行者や専門家に会うため世界11か国を巡る旅に出ます。目を背けたくなるような悲惨な被害が広がっているのは事実ですが、世界各地で希望を持てる様々な変化が起きているのもまた事実。環境問題の「具体的な解決策」に焦点を当てた本作は、地球のためにアクションを起こすきっかけや対話を生み出してくれるヒントがつまっていてワクワクします。

 (九条の会 会員 U)


戦跡プロジェクト“あおぞら”のこれから

「去年の秋、村雲学区の有志で行ったつどいで、戦時下、村雲学区でB29が落とされた事について話を聞いたけれど、そのことを村雲学区の人たちは勿論、より多くの人たちに知ってもらいたいね。近くにあるお寺の境内に防空壕があったことや死体が山積みにされていたという話を聞いたことがあるけれど、お寺の住職からもう少し詳しい話を聞けるといいね。お願いに行ってみようか」

8月の取り組みが台風接近等で中止になった後、これまでの取り組みに参加している仲間たちとこんな話をしています。具体的なことが決まったらお知らせします。

戦跡プロジェクト “あおぞら” F


平和がいいな昭和区の会
「戦雲(いくさふむ)」上映会のご案内 


九条の会 スーパー前まち宣伝&署名

  • 1月 9日(木) 八事イオン前  10:30〜11:00
  • 1月16日(木) 桜山交差点  12:00〜12:30
  • 1月21日(火) 興正寺マルシェ  10:30〜11:00
  • 1月29日(水) いりなかバロー前  10:30〜11:00
  • 2月 9日(日) スーパーヤマナカ前  10:30〜11:00
  • 2月16日(日) 桜山交差点  12:00〜12:30
  • 2月21日(金) 興正寺マルシェ  10:30〜11:00

御器所交差点スタンディング宣伝

ご一緒に「へいわのうた」を歌いましょう♪

  • 1月19日(日) 12:00〜12:30
  •  2月19日(水) 12:00〜12:30

 「何でも語ろう会」

  • 1/4(土)・1/18(土)・2/1(土)・2/15(土)
  • 会 場:昭和区長池町3-27 深田荘101号室
  • 連絡先:「天元」鈴木さん(090-9170-5569)P有
  • 参加費:1回300円/人
  • 時 間:毎月第1・3土 午前10時〜11時45分

世話人会

  • 1月16日(木), 2月20日(木)19時〜
  • 高齢者就業支援センター4階
  • ※会員の方は、どなたでも参加できます!

【編集後記】 

衆議院で与党が過半数割れという劇的な情勢になりました。金の力で政治を歪める賄賂・裏金政治に対する、厳しい審判が下されました。一方で、足元の名古屋市では、極右の日本保守党副事務局長をつとめる広沢氏が市長に当選しました。兵庫県知事選の不可解な選挙結果など、まだまだ民主主義は成熟には程遠い状況のようです。その未熟な民主主義の制度を悪用して、戦争の足音がヒタヒタと近づいています。ハンナ・アーレントの「悪の凡庸さ」という言葉を、後から噛み締めることにならぬよう頑張りましょう。(S)

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