自民党石破首相が目論む危険すぎる道
自民党の総裁選が終わり、臨時国会で石破氏が総理大臣となるやいなや、史上最短の日程で解散総選挙が行われることになった。
岸田前首相の改憲議論は、もっぱら緊急事態条項の中身として国会議員の任期延長という、一見「そりゃ大変な時に選挙なんかやっとれんわなぁ」と納得させられそうになる議論を持ち出し(実際には国会の機能を停止させるので、選挙する意味がなくなるだけ)、そのどさくさに紛れて、九条に自衛隊を明記することを、自分の任期中に行うという意欲を見せてはいた。が、むしろ改憲よりも、現行憲法下で到底許されない敵基地攻撃能力の保有、武器輸出解禁や軍事費倍増など、解釈壊憲を重ねてきた。
その後総裁選に突入すると、総裁に選ばれた石破現首相は、なんと「核共有」「アジア版NATO創設」「米国内への自衛隊訓練基地の設置」などという、それまでの自民党が手を出さなかった、あまりにも過激な構想を次々と打ち出していった。総裁に選ばれた直後の、その他の言動に関する手のひら返しの鮮やかさを見れば、これらの過激な発言の本気度も疑われる部分があるものの、いずれにしても、総裁選という公職選挙法の規制を受けないイベントを朝から晩まで全ての放送局を使って垂れ流す一大キャンペーンを行って、国民に「日本国憲法を持つ我が国の本来あるべき姿」がどこにあるのかを見失わせるという手法で、危険な軍国主義国家への道を進もうとしているのは看過できない。原稿執筆時点で総選挙の結果はわからないが、キッパリとNO!の審判を下したい。
そしてこのような危険な政権が誕生する状況でこそ、憲法九条の果たすべき役割が、いよいよ重要になっていることを、より多くの市民と共有したい。
たより編集委員 T.S.
オーエス、オーエス!改憲NO! 日本を戦争できる国にさせないよ!!
10月9日のスーパーヤマナカ前の宣伝には6人の仲間が参加して「日本を戦争できる国にさせないよう憲法9条を守りましょう!」と署名の呼びかけをしました。30分で15人の方が協力してくれました。「買い物してからね。」と先に店内に入った方も買い物を終えてから、声をかけた仲間の所に来て署名してくれました。最後に「お疲れ様」と声をかけてくれる人も何人もいてうれしい一日でした。改憲を望まない多くの国民の声をしっかり束ねて国会に届けていきましょう!!
9月21日 第18回 昭和区平和のつどい 開催しました!
9月21日(土)名古屋市公会堂にて第18回昭和区平和のつどいが行われました。実行委員会で1年をかけて準備してきた内容は、親子で楽しむ絵本のコーナー、地球にやさしい服の交換会、主に昭和区で平和や環境問題、困難を抱える人への支援などを考え活動する各団体の展示、販売などのフロア企画。ステージでは歌や講談の披露、また今年初めての試み「平和の俳句甲子園」では、平和の俳句の募集に103句の投句があり、当日3人の選者により選りすぐりの10句の作品が披露されました。会場では共感できる作品に送られる拍手によってベスト3作品が決められました。「俳句を初めて作ったが楽しかった」と、うれしい声も聞かれました。
そして、今年の講演者はせやろがいおじさんです。YouTube動画でさまざまな社会問題に対して思いのたけを叫ぶ様子が人気です。もともとは沖縄で活躍するお笑い芸人で、講演では、基地問題を始めとする沖縄の人たちへの構造的な差別について分かりやすい言葉で鋭く語りながらも、いたるところに笑いがちりばめられ、会場では子どもから大人まで聞き入っていました。
200名以上の参加者があり、にぎやかで活気のある平和のつどいとなりました。場を共にして会話ができる、お互いの笑顔が見られる、充実した時間でした。
今、世界では少なくない国で戦争が続き、多くの命が失われ、また危険にさらされています。そして日本でも戦争に向かおうとする不気味な空気が濃くなっているようです。私たちの「No!」の意思表示が今まで以上に必要であることを参加者と確認し合いました。
(昭和区九条の会世話人・昭和区平和のつどい実行委員 O.K.)
※ 講演の様子と「平和の俳句甲子園」応募俳句は、近日中に昭和区九条の会HP(showa9.nagoya)にアップされます。
川名・丘と坂のまち9条の会 平和のつどい
被団協がノーベル平和賞を受賞した翌日の10月12日、平和への願いを胸に前号で紹介しました川名・丘と坂のまち9条の会の“平和のつどい”が開かれました。
素敵なハーモニーのアカペラと笑いに包まれた落語では、楽しい時間を過ごすことができました。ウィシュマさんの事件を江戸時代のものとするのであれば…と、つぶれそう一座が演じた講談「ウィシュマ裁き」は、はじめて聞く学生さんたちも聞き入っていました。
出演学生、出演者を合わせて47人が集い、平和、いのち、人権の大切さを若い人たちも一緒に共感しあった平和のつどいとなりました。
今年も「平和のともしびウォーク」を12月8日に行います !
1941年12月8日、日本が米国、英国などに戦争を仕掛けた忘れてはならない日です。21世紀の今、世界では大きな戦争が起こってしまいました。戦争は、人間が起こす絶対悪です。「平和のともしびウォーク」では、79年前に焦土と化した日本が制定した『日本国憲法9条』と『平和』を市民の皆さんに「ともしび」を持って、賑やかにパレードして訴えたいと思います。ぜひ、ご参加ください。詳しくは、同封のチラシをご覧ください。
平和がいいな昭和区の会主催・昭和区九条の会共催
「戦雲(いくさふむ)」上映会のご案内
三上智恵監督最新作です。沖縄本島など南西諸島で進む軍事要塞化の現状と住民の「沖縄を再び戦場にするな!」の声、そして連綿と続く人々の生活も垣間見える見応え充分の映画です。
会員でない方も大歓迎!
ぜひお越しください。
- 日時:2025年1月9日(木)18時30分~
- 場所:昭和文化小劇場
- 料金:1,000円 (高校生以下無料)
詳しくはこちら
11月3日あいち県民のつどい
「憲法9条を守ろう 2024愛知県民のつどい」
- 日時:2024年11月3日(日)13:00~16:00
- 会場:名古屋市公会堂(鶴舞公園内)
今、読んでほしい平和を考える絵本
季節の巡りは順番なのですよ
『じゅんばん じゅんばん じゅんばんですよ』
accototo ふくだとしお+あきこ 作(大日本図書)
自然の美しさが感じられる淡い絵は、春は春っぽく、夏は夏っぽく、秋は …。私たちのこれまで感じて培ってきた四季をとらえる感性に響き、どこか心を和ませてくれます。
柔らかいオノマトペをあちこちに散りばめ、繰り返し語られる「じゅんばん じゅんばん じゅんばんですよ」で季節は巡る。
異常な暑さを記録した夏が終わり、この秋にいかがですか。
「ゴールのないこの季節の営みが、これから先ずっとずっと、続いていくことを願っています。」(作者の言葉より)
(K.T.(静岡福祉大学))
九条の会 スーパー前まち宣伝&署名
- 11月 9日(土) 八事イオン前 10:30〜11:00
- 11月16日(土) 桜山交差点 12:00〜12:30
- 11月21日(木) 興正寺マルシェ10:30〜11:00
- 11月29日(金) いりなかバロー前10:30〜11:00
- 12月 9日(月) スーパーヤマナカ前 10:30〜11:00
- 12月16日(月) 桜山交差点 12:00〜12:30
- 12月21日(土) 興正寺マルシェ 10:30〜11:00
- 12月29日(日) 御器所交差点 12:00〜12:30
御器所交差点スタンディング宣伝
ご一緒に「へいわのうた」を歌いましょう♪
11月19日(火)、12月19日(木)12:00〜12:30
「何でも語ろう会」
- 11/2(土)・11/16(土)
- 会 場:昭和区長池町3-27 深田荘101号室
- 連絡先:「天元」鈴木さん(090-9170-5569)P有
- 参加費:1回300円/人
- 時 間:毎月第1・3土 午前10時〜11時45分
世話人会
- 11月21日(木), 12月19日(木)19時〜
- 高齢者就業支援センター4階
- ※会員の方は、どなたでも参加できます!
【編集後記】
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)ノーベル平和賞受賞は、被爆者の方々の長年の苦労が認められたうれしいニュースでした。ここから日本が核兵器禁止条約を批准して、核兵器廃絶への旗振りができたら・・・日本は世界から一目置かれる国になるのに。まずは、この選挙で私の意志を伝えます。このおたよりが出るころにはみなさんの意志が反映された選挙結果が出ていますように(O)